2006年03月

2006年03月31日

書道作品 創作「題花賦草鏤月裁雲」

書道家葛空 創作書道「題花・・」S












書道作品 創作「題花賦草鏤月裁雲」

花に題し 草に賦し
月を鏤(ちりば)め
雲を裁す

花・草・月・雲などをたたえて
詩句を作り歌を弄すなど
風流を楽しむ

忙しい現代では消えて無くなってしまいそうな楽しみだが、
私の中には確実に存在する。


書道作品 創作「晴 はれ」

書道家葛空 創作書道「晴」S












書道作品 創作「晴 はれ」

晴れた空に両手を広げ、
太陽の光を浴びているところ。

形とイメージが一体となり、
祈るような気持ちになる。


書道作品 創作「安 やすらか」

書道家葛空 創作書道「安」S












書道作品 創作「安 やすらか」

心の状態を安らかにして、筆をゆっくり動かした。

漢字の読めない外国の人にも伝わるだろうか。


2006年03月24日

詩 「古い写真」

上野 不忍池(しのばずのいけ)の蓮






「古い写真」

唯の知り合い

会ったって

時間がつぶれるだけ

嬉しいけれど

それだけ

後に何も残らない

だから

昔のことは

もういいんだ

気持ちは嬉しいんだ

だから

今は楽しくやろう


2006年03月23日

書道作品 創作「蒼 あおい」

書道家葛空 創作書道「蒼」s












書道作品 創作「蒼 あおい」

空の色を書いた。
晴れた空の色。
わずかに点在している雲は
上空に吹いている風を
想像させる。

書道作品 創作「観 みる」

書道家葛空 創作書道「観」












書道作品 創作「観 みる」

大都会の景観。
幾何学的に出来ているが
そこにいる人それぞれの思いは
自由に飛び回る。


書道作品 創作「周 しゅう」

書道作品 創作「周」s












書道作品 創作「周 しゅう」


一まわりして元にもどる、
という意味で書きました。

全宇宙を一周したら
何が分かるのだろう。


書道作品 創作「駆 かける」

書道作品 創作「駆」S












書道作品 創作「駆 かける」

馬が筋肉のかたまりになって
力強く駆け抜けていく様子を表現してみました。

2006年03月22日

詩 「春霞 はるがすみ」

清澄庭園 きよすみていえん 






「春霞 はるがすみ」

しっかりとした歩みで
春の中を進んでいきたい。

こう書きながら
あちこち他の事を考えている。

一つのことを集中して考えなければならないとは思うが、
ほら又別のことを考えている。

言葉を読み返そうともせず
人にどう伝わるかなどと考えもせず、

輪郭のない薄い色で描かれている絵の中にいるような
油絵のにおいがしてくるような
花のにおいのような
海のにおいかも知れないし

誰かに聞いてみよう
何かはっきりイメージのあることを話して欲しい。


2006年03月18日

詩 「傍観」

土偶






薄ら寒い展開。
こちら側の期待とうらはらに
散らばってゆく。

そこには何があるのだろう。
赤くひび割れた失望じゃなければいいが。
抜け出せない泥沼でなければいいが。

余計なお世話なのだろう。
固まって動けなくなるよりはまだましなのだろう。

最後に残るのは
感情や悦楽から脱皮した
無抵抗な弱々しい本体。


書道家 葛空の書道作品展示方法

画像処理担当のJingoroです。

1.書道作品の展示方法を変更しました。
作品に背景を設置し、タテ×ヨコの比率を一般的なパソコンのモニターにあわせました。これにより、作品をパソコンの背景にした場合、タテヨコの比率がゆがむことが無くなります。

2.音楽について
音楽を葛空がイメージした音量でお聞きになるためには、クイックタイムをインストールする必要があります。タイトルのクイックタイムのリンクをクリックするとダウンロードできます。


葛空 「もっと書き込みしてほしい」

 葛空は匿名でもいいので、感想を聞きたがっていました。批判も是非書いてほしいとのことです。そうした交流の中で鑑賞者や葛空自身の発展があると考えているようです。

 現在、もっとも頻繁(ひんぱん)に作品をインターネットに掲載している葛空。みなさんの一言が創作のエネルギーになっています。
 この発表の場を与えてくださったライブドアさんも経営の見通しが明るくなり、今後ともブログで皆さんとお付き合いできそうです。

by Jingoro


書道作品 創作「様 よう」

書道作品 創作「様」S












書道作品 創作「様 よう」
図柄という意味で書きました。
文様(もんよう)の様。

金糸、銀糸の和服の柄をイメージしてみました。
まばゆいが落ち着いて出過ぎない意匠。

2006年03月17日

詩 「何にも逃げはしない」

葛飾区 中川土手沿いの道






道ばたの雑草に風が吹き
葉を揺らしたって
雲が広がって雨になるわけではない。
なのに不安になってしまう。
もっといいことがあったはずだと思う。

アスファルトをころがり去ってゆく物は
もうそれ以上跡を残す力がない。
知っていたのか
軽く会釈してあきらめて行く。

やり残した作業を片づけよう。
時間が通り過ぎないうちに。
半分冷たくて
半分暖かい人の情。
そういうものなんだな。
もっと良かった筈なんだが、
ゆっくり行こう。
一日が終わっても
今から始まるのだから。


2006年03月16日

書道作品 創作「楽 たのしい」

書道作品 創作「楽」S











書道作品 創作「楽 たのしい」

この作品を鑑賞して下さっている方を
ワクワクさせようと思って書いてみました。

2006年03月14日

書道作品 創作「遊 あそぶ」

書道作品 創作「遊」s











書道作品 創作「遊 あそぶ」

桜を愛(め)でながら
友と語らい
時の移ろいに
思いをはせる。
SHODO ART WORK
play; amuse

Talks with the friend while looking at cherry
blossoms.
Old times are imagined one by one.

詩 「人」

旧古河庭園のバラ






詩 「人」

本能で生きることも出来ず、
知能は本能に引きずられ、

故に目標が定まらず、
何処にいても安らぐことが無く、
生物の中で最も意味のない生き物。

全てに理由を求め、
何一つ満足を得られない。

何もないから充実を求め、
平和を求め、
安らぎを求め、
光を求める。


Calligrapher Kakku's poetry
"Human race"

It is not possible to live instinctively.
Intelligence is dragged instinctively.

Therefore, the target is not decided.
It is not likely to be relieved wherever it is.
Living thing that doesn't mean the most in
living thing.

To all for the reason
It cannot get no satisfaction.

For enhancement because there is nothing, too
For peace
For the relief
Light is requested.


2006年03月12日

詩 「登場前夜」 

化石標本






それは出番を待っている。
感覚をとぎすませ、
わずかな変化も漏らさず感じている。

すでに計画は練ってある。
途中変更も可能になっている。

行動を起こす時は
犠牲を踏みつぶしてもかまわない。
他の人に泣いてもらえばいい。

勝利の為に立ち上がるのではない。
我慢が出来ないからだ。

それは最後に負けるであろう。
自ら進んで。

それでいい。
収まれば
それでいい。


Calligrapher Kakku's poetry
"Night before it appears"

It waits for the turn.
The sense is sharpened.
A little change is not leaked and felt by me.

The plan has already been developed.
The change is also possible on the way.

When you rush into action
You may step on the sacrifice and crush.
Other people only have to cry.

To win, it doesn't stand up.
It is because it is not possible to endure it.

It will be defeated at the end.
Willingly!

And, it is good.
If it installs
And, it is good.


2006年03月11日

書道作品 創作「憧 あこがれ」

書道作品 創作「憧」S











書道作品 創作「憧 あこがれ」
ロマンチックな作品を書きたかった。
どうでしょうか。
こういうのは不得意なのかなあ。
SHODO ART WORK
This character is a meaning of "Yearning".

I wanted to make a romantic work.

書道作品 創作「前略・・・」

書道作品 創作「前略」S











書道作品 創作「前略・・・」

まるで書いた人がそこにいるような
素朴な作品にしてみようと思いました。

文字をたどたどしく、
ポツポツと書いてみました。


SHODO ART WORK
"I hasten to inform you.
The mind is full a warm season already. "

I was going to make it to a simple work that
the person who had written was there.
The character was falteringly written.


書道作品 創作「戯 たわむれ」

書道作品 創作「戯」s











書道作品 創作「戯 たわむれ」
一つ前に書いた詩を具現化してみました。
SHODO ART WORK
a jest; play; sport; a joke; (a) flirtation; a freak.

The composed poetry was made an embodiment i
n front of one paragraph.

2006年03月10日

詩 「たわむれ」

横浜 桜木町付近






詩作品 「たわむれ」

穏やかな水平線の中央に立ち、
透明な氷のように考える。

白く柔らかい道を歩き、
両手を振り
鼻歌を歌う。

小鳥が飛ぶ斜めの線
縦に立つ物
横に並ぶ物
それらを交差させて、
一つの絵にしてみる。


Calligrapher Kakku's poetry "Play"

Stands at the center of a calm horizon.
Thinks like transparent ice.

Walks on a white, soft road.
Both hands are sung and the shake
humming is sung.

Diagonal line where small bird flies
Thing to stand in length
Thing that queues up sideways
They are intersected,
and it makes it to one picture.


2006年03月08日

詩 「うつりゆくもの」

葛飾区、中川の風景。 






詩 「うつりゆくもの」

若い時は
いろいろな世界が待っていた。

そして一つ一つ飽きて
一つ一つ消えていった。

水面に反射する輝きのように
変化する心。

一瞬の変化は
次々に過去を飲み込んでしまう。


Calligrapher Kakku's poetry
"One to change and to go"

When it is young
Various the worlds waited.

And, it gets tired one by one.
It disappeared one by one.

To the way of the shine that reflects
to the surface of the water
Changing mind.

The change in the moment
The past is swallowed one after another.


2006年03月06日

書道作品 創作「春 はる」

書道作品 創作「春」s























書道作品 創作「春 はる」

まず始めに
回転運動をする題材があり、
それを春のイメージと合わせた。
SHODO ART WORK
spring; (the) springtime.

First of all, there was a motif that did the gyration,
and it was piled up with the image in spring.

書道作品 創作「思 おもう」

書道作品 創作「思」S












書道作品 創作「思 おもう」

頭の上にポッカリ浮かんだ思い。

人はそれぞれ
どんな風に思うのだろう。
私は体を後ろに倒して
空中を見る。 


SHODO ART WORK
This character means "think ((of, about))".

The thought appearance was expressed
by calligraphy.
How do other people think?
I knock down behind the body
and see in the air.

 


書道作品 創作「隠 かくれる」

書道作品 創作「隠」s












書道作品 創作「隠 かくれる」

何も作為なしに、
周りを囲ってその中に隠れる様子を題材にした。
そのままだと、ただの形に過ぎないので、
作品にするために
何も作為なしに作品にした。

無垢のそのままである。
SHODO ART WORK
hide [conceal] oneself; disappear; go out of sight

The appearance that enclosed surroundings and
hid oneself in that as any deliberation did not exist
was made a theme.
It made it to the work as any deliberation
did not exist to make it to the work because
only meaningless shape as it was.


2006年03月05日

詩 「出掛けられなかった日」

葛飾区 夕景






詩「出掛けられなかった日」

さわやかな一日、
外に行こうと思っていたが
いけなかった。

もし行っていたらどんなだったろうと思う。
想像では過去の思い出しか出てこなくて
今日の光や風と違っていた。

どうせ大した違いはないと思う一方で
何かあったかも知れないと思う。

さようなら
今日という日。


Calligrapher Kakku's poetry
"Day to which it did not go out"

Fresh day
Though it was thought that it went to the outside
did not have

I think that it might be absorbed if going what.
Only past memories are in the imagination.
It was different from today's light and wind.

The idea as anyway not very different.
I think something might.

Good-bye.
Day of today.



詩「事件」

ニシキヘビ骨格標本






詩「事件」

始めから壊れていた。
いくらいじっても修理は出来なかった。

カレンダーの日付は
H.18.3.・・・
どうでもいい。

悪夢で見た。
何故あんな事になった。
そうしなくてはいけないと思い、
後は逃げてばかりいた。

途中に何があったのか覚えていない。
最後に薄目を開けていた。
そこから見えたのは、

何かあった後の残骸。
終わった後の静けさ。
始まる気配。


Calligrapher Kakku's poetry
"Incident"

It was broken from the start.
It was not possible to repair no matter
how it fiddled.

The date of the calendar
March, 2006.
No matter.

I saw in the nightmare. 
Why became such a thing.
I think to do so.
And, I always ran away.

I do not remember what there was by you
on the way.
Opened my eyes slightly at the end.
Having seen it there

Remains after it is of something.
Silence after it ends.
Starting sign.


2006年03月04日

随筆「いさぎよさ。」

長谷川 等伯(はせがわ とうはく):松林図屏風(部分)






随筆「いさぎよさ。」

 何故、不幸になる、などというのか。何故つらいなどと言うのか。誰に守ってもらえるというのか。
 誰とも比べるもののない一人じゃないか。
 自分の才能を信じている人のなんと弱いことか。
 一番頭の悪い人は、知識におぼれている。一番頭のいい人は、何も持たない。何も持たないから、必要な物が必要な分だけ後からついてくる。始めからたくさん持っていたら作業の邪魔に決まっている。
 何も持たない人は何でも出来る。彼は何も持っていないけれど、幸せを手に出来る。欲望の全ての上にあぐらがかける。
 彼は自分の肉体も所有していないから、いつでも健康で年を取らない。むさぼらないから食べ物がおいしい。
 最も容易な事になぜ人は感心がないのだろう。これが一番大切だというのに。
 今、やっと分かった。醜い者と美しい者の違いが。
 一つでも持つ者のなんと醜いことか。
 いさぎよく何も持たなければいいのだ。無ではない。全てが入ってくるようにしておけばいいのだ。手に取らず自由に出入りさせるのだ。あるべきものが、あるべき場所に落ち着いていればいい。何も自分が決めることではない。自然に目の前に現れる美しいものは、誰のものでもない。もちろん自分のものなどではない。
 そもそも所有しないところにあった美しさを、自分のものにして汚してみたところで自分が美しくなれる訳ではないのだ。醜いままなのである。
 簡単で、幸せになれる事を人はたやすく所有に流れ、捨ててしまう。美しさに到達する坂道の途中にいるのか。きっと頑張っているのだろう。なぜなら、美しさが分かっているから。幸せになりたいと思っているから。どこから出発しても、きっとその人にふさわしい頂点は用意されていると思う。

English version続きを読む

詩「向き合う」

上野動物園のオウム






詩「向き合う」

こっちを見ている。
鋭く刺す視線。

受け止めて
真実を探る。

がむしゃらに突っ込んできたら、
相手にしない。

こっちの出方を見ている時にのみ
誠実に対応する。


Calligrapher Kakku's poetry
"It is opposite. "

Here is seen.
Glance sharply pierced.

It catches it. 
And searches for the truth.

When you recklessly thrust it
It doesn't take notice.

Only when you see an attitude here
It corresponds in sincerity.


2006年03月03日

葛空 書道作品 創作 「桜」CG

CG SAKURA s 












葛空 書道作品 創作 「桜」CG

 by Jingoro

 春は桜をイメージするイベントがたくさん。卒業式、ひな祭り、合格発表、入学式。社会人では人事異動、昇進、起業される方もいるかも知れません。どれも喜び悲しみ、達成と挫折というキーワードが思い浮かびます。
 画像は壁紙に適したサイズになっていますので、パソコンにも季節感を演出してみて下さい。


SHODO ART WORK
"a cherry tree" CG

The event that images cherry blossoms is a lot
in spring.

Graduation ceremony
Hinamatsuri
Announcements of test results
Entrance ceremony

It is transferred in the member of society,
promoted, and there might be being newly
established in the inside.

Any word is related to the key word like
pleasure, sadness, achievement, and the failure.

Please produce the sense of the season to the
personal computer because the image is a size
that is appropriate for the wallpaper.

 by Jingoro



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