2006年07月

2006年07月31日

書道作品 創作「昇 のぼ・る」

書道作品 創作「昇」s






意味:太陽があがる。
    上方に向かう、等。

線質は以前と変わらない。
体型から来るちから加減などが影響しているのだろう。
だが此処では今までにない
「光」を追求してみた。
現実そのままではなく、
こうありたいという
希望的なものを取り入れた。
又、自分を出すだけではなく、
見る人が感動するには
いかにするべきかを考えた。


2006年07月30日

書道作品 創作「劇 はげ・しい」

書道作品 創作「劇」s






気性が激しいため
書いても書いてもこんな風になってしまいます。
いい加減飽きたので
これから落ち着いていこうと思っています。


2006年07月29日

書道作品 創作「進 すす・む」

書道作品 創作「進 廝書道作品 創作「進◆廝






ブルックナーの交響曲第6番の第一楽章を聴いて
男が自分の意志でたくましく進んでいる姿を連想し
この作品を書きました。(ちなみに指揮者は朝比奈 隆です。)

表現には
イメージを定着させる場がなければならないと痛感し、
大きなパネルに書く事を想像しました。
考えてみれば場がなければ大小・太い細いさえ
示せないのは当たり前です。
目の前に紙があったとしても無意識に書いていれば
場は存在しません。
表現者が何処に書くのか決めなくてはならないのです。
それを認識していれば想像でも実際でも構いません。

左の作品は形で表現しました。
右の作品は精神で表現しました。


2006年07月28日

書道作品 創作「箱 はこ」

書道作品 創作「箱」s






記憶の箱は
壁にぶら下がっている。

置くべき場所がないのか。

そんなに軽いのか。

思い出はもっともっとたくさんあった筈なのに
こんなに小さく収まってしまうのか。

古びた木目のある綺麗な箱は
何の苦もなくじっとしている。


2006年07月27日

詩「そうする」

旧岩崎邸庭園






ありがとう。
地面にこびりついたチューインガムのような存在に
意識を向けてくれて。
全て出し切ってもそれ以上にはなれないのに
何も与えられないのに
無くなりたくないと思ったのは
皆さんのおかげです。
力を出し切る権利をもらい
押し切る勇気を与えられた。
もう考え直さない
根こそぎ持ち上げ
共有し
分かち合い
感謝し
正直に
もっぱらいさぎよく
止むことなく
前へ
無類の
悲しみと共に。


書道作品 創作「環 かん」

書道作品 創作「環」s






ぐるぐるまわる、と言う意味を作品にしました。

渦(うず)を巻いているアンドロメダ銀河を
宇宙船の窓いっぱいに眺めているところを
想像してみました。
我々の住む銀河系は
これとよく似ているとのこと。
同じように宇宙に輝いて浮かんでいる。
粒子がたくさん集まり
中心では全体が光って
星の区別が付かない。


2006年07月26日

書道作品 創作「再 ふたた・び」

書道作品 創作「再」s

 

 



いくら情熱を込めても
どんなに念じても
動かなかった事は、
技術であっけなく解決できると
この作品で学んだ。

それは内側だけしか向かなかった視線を
離れて外側から注ぐ事だった。
中にしっかりしたイメージがあれば
軽く抑(おさ)えてやるだけで形が浮かび上がる
ということでもある。

「再」と書いた理由は、
壊れてしまったものを
再び立ち上がらせてゆく過程で
部品が集まってゆく様を
現(あらわ)してみたかったからです。
壊れるのは一瞬で
大事なもの程
再生には多くの時間と労力が必要になります。
永遠に消えてしまう場合さえあります。
大きな視野で見ていないと
取り返しが付かない事になってしまいます。
自分がやっている事を外側から常に確認し、
中身がしっかりしているか
皮一枚の形だけになっていないか
自覚しなくてはならないと思いました。



2006年07月25日

書道作品 創作「閑(しづ)かさや岩にしみ入る蝉の声」

書道作品 創作「閑(しづ)かさや岩にしみ入る蝉の声」






芭蕉の句。

自己流で失礼致します。
落ち着かない、
裸でいるみたいで恥ずかしい、
格好良くできない、
視線が痛い。

諸君、
こんな私で御免。
胸を張らせて頂きます。


2006年07月24日

書道作品 創作「禍福無門」

書道作品 創作「禍福無門」s






禍福(かふく)は、門無し。

人間の幸不幸は、
どこからでも訪れて来る。
悪をなせば禍(わざわ)い来たり、
善をなせば福来たる。 =左伝=


善と悪の区別が付かないとよく聞く。
この言葉の通り、
禍いが訪れていると思ったら
自分のしていることは悪だし、
福が来たと感じたら
良い行いをしていると思えばいい。
昔の言葉は数学のように明快である。

ちなみに私は数学が苦手である。


書道作品 創作「華 はな・やか」

書道作品 創作「華」s






華やかさのかけらもない生活をしているので
イメージがなかなか出て来ませんでした。
もしかしたら隅々まで花が咲き乱れている様子かな、
なんていう所にやっとたどり着きましたが、
一般的にはそんなものではないのかも知れません。
まあ特殊な解釈ということで勘弁して下さい。

2006年07月23日

書道作品 創作「無 む」

書道作品 創作「無」s






触れようとした手が
空(くう)をつかむ。

書道作品 創作「触 ふ・れる」

書道作品 創作「触」s






確かに何かがあるのが
感触で分かる。


2006年07月22日

書道作品 創作「楽毅論 がっきろん」

書道作品 創作「楽毅論」






楽毅論の一部を創作で書きました。

こういった伝統的な作品は
勿論表現活動には違いありませんが、
同じ事を連続して何度も表現いるだけです。
手紙や文章なら
文字が多くなるのは必然です。
しかし今私がやっているのは
視覚表現の提示なので
繰り返す必要はありません。
ただ自分の価値が先人に劣っていないか
確かめるつもりで同じ舞台に登ってみたのです。
たまにはそうしないと不安になってしまいます。

書道作品 創作「混 ま・ぜる」

書道作品 創作「混」s






書いたものを改めて観て、
おお、ずいぶんと動けるようになったなあ
と自ら感心しました。
意味よりも造形ばかりを考えて書きました。
つまり感覚だけの作品を作ってみたかったのです。

始めはおそらく
混沌とした訳が分からない様子を
書きたかったのかも知れません。


2006年07月21日

書道作品 創作「堂堂 どうどう」

書道作品 創作「堂堂」s

 





恐れず勇ましいようす、という意味があります。

同じ表情の文字が二つ並んでしまいましたが、
あまり変化させると
むしろ「堂堂」らしくならない
と思いました。


2006年07月20日

書道作品 創作「醜 みにく・い」

書道作品 創作「醜」s






かなりはっきりした事を書かなければならない。

表現する事とは目立つ事であり
光る事である。
そうしないと意味がない。
人の目は常に先端しか見えないのであり、
他人と明らかに違っている物か
或いは一番先頭に立っている物しか認識できない。
同じだったり二番目以降は全て一所で注目できない。
表現をしない人は目立ちたくないのだから
隠れていればいい。
出て行きたいならば、
独自な物にするか
群れの中で最も優れていなければならない。

私は誰にも負けない事を選んだ。

「醜」には
心や行いが汚い、と言う意味がある。
嫌気がさすようなグロテスクでも
これ以上ない程の物のなら
私は喜んで世に出す。


2006年07月19日

書道作品 創作「孤 こ」

書道作品 創作「孤」s






ひとりぼっち、
という意味がある。

どうしても一人になってしまうのなら
そこを自分の住み家にしよう。
大勢で楽しくするのは
よその家だと思って
すぐに帰って来よう。
他の人と違うだけで
それはそれで
愛(いと)おしいのである。
なぜなら
私にのみ用意された
特別の場所だから。


2006年07月18日

書道作品 創作「魅 み」

書道作品 創作「魅」s






不思議な力で
人の心をひきつけ
迷わす、
と言う意味がある。

危険な恐ろしいものであるにもかかわらず
えもいわれぬ魅力に引き寄せられてしまう
哀れな魂に対しては、
涙するしか術(すべ)がない。


書道作品 創作「膨 ふくらむ」

書道作品 創作「膨」s






夢が膨らみ
大きくなった果てには、
やがて弾けて粉々になり
別の夢が生まれる。

今にも弾けようとする
限界を表現してみた。


2006年07月17日

書道作品 創作「彩 いろどる」

書道作品 創作「彩」s






季節には季節の色、
風景には風景の色、
人には人の色。

いくつもの色が寄せ集まって
壮大なシンフォニーを奏でる。


書道作品 創作「雲の峰雷を封じて聳えけり」

書道作品 創作「雲の峰雷を封じて聳えけり」s






漱石の句。

江戸川の土手で
急に冷たい風が吹き始める。
夏の雲が頭の上に来た。
毎年この時季
急な雨で一度は
ずぶぬれになる。


2006年07月16日

書道作品 創作「清流」

書道作品 創作「清流」s






知っている人しか知らない清い流れ

大勢で踏み荒らしてはいけない大事な場所

華奢(きゃしゃ)なこの環境にしか住めない魚

微妙な音と光を好む小鳥

閉じられた

変化がなければ

永遠に続く世界

しかし待っている

壊されるその日を

このままが

不満というわけではないが


2006年07月15日

書道作品 創作「面 めん」

書道作品 創作「面」s






顔という意味で書きました。

自画像にしてみようと思い、
性格や住んでいる世界へ向ける表情を
文字で描きました。
現在の年齢も入っています。


2006年07月14日

書道作品 創作「欣 よろこぶ」

書道作品 創作「欣」s






うれしくて気がうきうきする、という意味。

大きく表現しました。
嬉しいことが嬉しいと思える、
又今の幸せがリアルタイムで感じられる、
そんな人生でありたい。


2006年07月13日

書道作品 創作「家を出て手を引かれたる祭かな」

書道作品 創作「家を」s












草田男の句。

忘れかけている
昔の思い出を
懐かしんで書きました。
今思うと、
みんな優しかったのかな
なんて思ってしまいました。


書道作品 創作「灯のうつる牡丹色薄く見えにけり」

書道作品 創作「灯の」s












子規の句。

薄暗い中で
ほのかにピンク色を浮かび上がらせている
ボリュームのある
花を作品にしてみました。
あたりには吸い込まれそうな闇が広がっている。


2006年07月12日

書道作品 創作「映 うつる」

書道作品 創作「映」s












「あざやかに見える」という意味で書きました。

自分のスタイルを持つというのは、
創作に限らず
臨書においても必要だと思います。
どうしても線が死んでしまう、
生き生き書こうと思うと別の書になってしまう、
そんな経験はないでしょうか。
独自のスタイルを獲得すれば、
そういうことは消えて無くなり、
法帖の形を正確に追っても
線は生き生きとして
まさに再現しているようになります。

人それぞれにふさわしいスタイルが存在します。
自分というものを自覚して
何がしたいのか追求しなければなりません。
与えられるだけでは生きる屍(しかばね)になってしまいます。
初心者にも難しいとは思いません。
意識すればすぐ見つかります。


2006年07月11日

書道作品 創作「容 よう」

書道作品 創作「容」s












「かたち・すがた」という意味で書きました。

此処まで書いて来ると
やっぱり自分のスタイルというのにこだわりたくなって来ました。
あるイメージをそのまま置くのではなく、
それだと自分の命を吹き込めないと思いました。
写真を少しずらして二重にする手法に似た書き方をすると、
元の形が動いて柔らかく幅が出て来ます。
これが私の書の居場所のような気がしました。

この作品では、
ミロのビーナスを上記の手法で書いてみました。
「かたち」や「すがた」がそのまま定着したのではないでしょうか。
なおかつ、書としての命も吹き込めたと思っています。


2006年07月08日

書道作品 創作「遭 あう」

書道作品 創作「遭」s












思いがけなく出会うという意味。

そうしようと思っていないのに
素晴らしい人に出会うことがある。
それとも無意識に
必要な人を探していたのかも知れない。


書道作品 創作「癒 いえる」

書道作品 創作「癒」s












何かが欠落して
排除・排除でやって来た私達に
天からの救いは降りてくるのだろうか。

癒える時はやって来るのだろうか。



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