2006年07月

2006年07月08日

書道作品 創作「燈 ともしび」

書道作品 創作「燈」s












山小屋の燈(ともしび)を
情感を込めて書いてみました。

書道作品 創作「複 ふく」

書道作品 創作「複」s












重ねるという意味。

小さなものと大きなものを
同じ画面に同時に置くと、
変化が生まれて面白くなるのではないか
と思って書いてみました。


2006年07月06日

書道作品 創作「静 しずか」

書道作品 創作「静」s












今の時代、
日常環境で静かさを求めるのは難しい。
積極的に作らねばならない。

書道作品 創作「國破山河在」

書道作品 創作「國破山河s
























杜甫の詩

「春望 しゅんぼう」
國破山河在 城春草木深 感時花濺涙 恨別鳥驚心
烽火連三月 家書抵萬金 白頭掻更短 渾欲不勝簪

國破れて山河あり 城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺(そそ)ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火(ほうか)三月(さんがつ)に連なり 
家書(かしょ)萬金(ばんきん)に抵(あた)る
白頭(はくとう)掻(か)けば更(さら)に短く
渾(すべ)て簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す

=現代語訳=
「春の眺め」
国(唐の長安)は破れたのに山河自然はそのままだ
城には春が訪れて草木がこんもりと茂っている
時節を考えると花を見ても私は涙をふりそそぐだけ
別離をうらんで鳥の声をきいてもおどろくだけ
のろしは三月になってもまだのぼりつづけている
家のたよりは何万円ものねうちがあるように思われる
白髪頭(しらがあたま)もかけばかくほど短くなってしまい
まったく かんざしをしてもきかなくなってしまったようだ

行書で多字数を書きたかったので
作品にしてみました。
真面目な感じを出そうと思いましたが
うまくいっているでしょうか。


2006年07月05日

書道作品 創作「夏の雨 きらりきらりと 降りはじむ」

書道作品 創作「夏の雨に」s












草城の句。

日差しのある中で
太陽を反射しながら降る雨の
透明な一粒一粒を現してみました。


書道作品 創作「多岐亡羊 たきぼうよう」

書道作品 創作「多岐亡羊」s












逃げた羊を捕まえようとして追いかけたが、
道が幾つにも分かれていて、
とうとう見失ってしまった。
学芸の道が多方面に分かれているため、
本筋を捕まえることが難しい事のたとえ。(列子)

「多」「岐」「亡」が逃げる「羊」を
追いかけているように書いてみました。
「羊」をもっと離しても良かったかも知れません。


2006年07月01日

書道作品 創作「嘉遯 かとん」

書道作品 創作「嘉遯」s












自分の正義を守るために
世をのがれる。
易経の語。
遯は遁に同じ

そこにいることによって
自分の方針を曲げなくてはならないのなら、
いつまでもいる必要はない。
居続けることは
かえって状況を悪化させる。


書道作品 創作「雲鶴 うんかく」

書道作品 創作「雲鶴」s

 

 









雲間の鶴。
優れた人物のたとえ。
また高潔な人物。
雲中白鶴(宋史)

外見をどんなに派手にしても
慣れてしまえば
目立たない。
優れた人物は
どんな外見をしていようが
何処にいようが
輝き続ける。



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