2006年08月
2006年08月13日
2006年08月12日
2006年08月11日
2006年08月09日
詩:「戦争」
誰だって戦争を望まない。
なのに継続して人類は殺戮を繰り返す。
人間に生まれたから人間に狙われる。
他の動物には使わない最強の武器で。
男の子は小さい頃から戦闘シーンのある子供向け番組を見て
大人になっても軍事用品に憧れる。
女の子は恋愛と出産に憧れて
それが唯一の幸せと思いこみ
結婚しても理想の男性を捜す。
何かおかしいと思わないか。
全て戦争に繋がっていないか。
兵隊の量産と
その訓練ではないか。
戦争のための男女関係にすぎない哀れな人間。
両者がうまくかみ合わないのはそのため。
昔土地を耕してそれを所有した。
土地は人の手に落ちた。
小さな国の出現である。
ならば他人の土地も所詮人の物だから
奪っても神のたたりには触れないと考えた。
誰かが他人の土地を力ずくで手に入れた時
国と戦争は切っても切れない関係になった。
繁殖力のある野蛮な国は強かった。
理想的な国は弱かった。
国はやがて巨大化して
人の能力の及ばない存在となった。
まるで企業のための社員のように
人は国のための国民になってしまった。
ああ人類の宿命か。
良き小国に
大国の進入を許さない
何らかの方法はないものか。
その出現を望む。