2006年09月

2006年09月30日

書道作品 創作 「賢 かしこ・い」

書道作品 創作 「賢」






「論語」に
賢者辟世と言う言葉がある。
天下道なければ、
賢者も隠れて世事を避ける。
その次の者は
地(国家)を避けて
外国へ行く。

こんな時代に政治を志す者にろくな人間はいない。
そう言う人に期待するのは間違っている。
かといって倒す必要もない。
良きことを求めるのみである。


書道作品 創作 「救 すく・う」

書道作品 創作 「救」






意味:苦しみからぬけられるようにする。等。

それは自分勝手なのか、
それとも逆に救いを求められているのか。

 


書道作品 創作 「秋深き隣は何をする人ぞ」

書道作品 創作 「秋深き隣は何をする人ぞ」






芭蕉の句。

冷たい風が吹いて

部屋で一人で居ると

人が恋しくなる。


2006年09月28日

書道作品 創作 「文質彬彬 ぶんしつひんぴん」

書道作品 創作 「文質彬彬」






意味:体裁と生地がほどよく調和している。
                   =論語=

現代の書作品にも人にも欠けている事。


書道作品 創作 「富貴在天 ふうきはてんにあり」

書道作品 創作 「富貴在天」






意味:富貴は求めて得られるものでない。
    死生も天命に属する。
                   =論語=

富貴は人間が目標にしてはいけない事。


書道作品 創作 「荒海や佐渡に横たふ天の川」

書道作品 創作 「荒海や佐渡に横たふ天の川」






芭蕉の句。

句に読まれている風景の壮大さと
自然の不思議さ。


書道作品 創作 「山のあなた」

書道作品 創作 「山のあなた」






山のあなた

山のあなたの空遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
噫(ああ)、われひとと尋(と)めゆきて、
涙さしぐみかへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。

          カール・ブッセ:作
          上田 敏:訳

一体何処まで行けばいいんだ。
幸せには形がないと言っているように感じるが。


書道作品 創作 「世 よ」

書道作品 創作 「世」






意味:世の中。
    世界。等。

世の中のつらさ、
楽しさ、
全てを否定したいが、
それでも認めてしまう。
平面構成の中で。


2006年09月26日

書道作品 創作 「遂 と・げる」

書道作品 創作 「遂」






意味:なしとげる。
    完全にし終わる。
    成就する。

近頃一歩一歩が非常に重い。
誰も助けてくれない。
もし何かされたらころっと倒れてしまう。
こんな時に「遂げる」なんて
まるで皮肉だが書いてみた。


2006年09月25日

書道作品 創作 「凡 ボン」

書道作品 創作 「凡」






意味:普通。
    ありふれた。等。

あんまり張り切らないで、
スピードダウンして行こう。
この道は長くなりそうだ。


書道作品 創作 「智恵子は・・・」

書道作品 創作 「智恵子は・・・」






智恵子は遠くを見ながら言う、
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出てゐ(い)る青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。

   高村光太郎:あどけない話 (部分)

高村光太郎が見た智恵子のあどけなさを書いた。


書道作品 創作 「飾 かざ・る」

書道作品 創作 「飾」






意味:美しく見えるようにする。等。

金閣寺を書いたつもりだったが、
あの金色は飾りではなく
本体であると気が付いた。


2006年09月24日

書道作品 創作 「湖 みずうみ」

書道作品 創作 「湖」






上高地の大正池を朝見たときの印象。
池というより湖の風景だった。

書道作品 創作 「感 カン」

書道作品 創作 「感」






意味:心が外物に応じて動く。

あることを実感したのでこの作品を書いた。


2006年09月23日

書道作品 創作 「巻 ま・く」

書道作品 創作 「巻」






台風は渦を巻いてやって来る。
そして空間を水で満たせてしまう。


書道作品 創作 「秋 あき」

書道作品 創作 「秋」






時折寒い風が吹くと
忘れ物をしたような気がして
探しに出掛けたくなる。

2006年09月21日

書道作品 創作 「宙」

書道作品 創作 「宙」






意味:過去・現在・未来。
    時間。等。

それぞれの時間に点と線を書き込み自分を確認する。


書道作品 創作 「宇」

書道作品 創作 「宙」






意味:天地四方。等。

この世をまざまざと見てみよう。
まるで女が化粧している最中のように
グロテスクである。

ところで、
こう思った。
表現をすると作為で作品がダメになる。
私は表現を止めた。
ある物がそのままあった方が
現実的で美しい。
それはどんな表現もかなわない。


書道作品 創作 「親 した・しむ」

書道作品 創作 「親」






人と親しく接しているところを勝手に想像した。
そんなこと出来るはずもないのに。





書道作品 創作 「連 つら・なる」

書道作品 創作 「連」 






幾何学的に連なっている物。

書道作品 創作 「桐一葉日当たりながら落ちにけり」

書道作品 創作 「桐一葉日当たりながら落ちにけり」






虚子の句。

昔の書家は情緒を表現するが、
私は風景そのものを見せる。

2006年09月20日

書道作品 創作 「憂 うれ・える」

書道作品 創作 「憂」






意味:心配する。
    気にかける。等。

物を作る時は二つの事を同時に考えると良い。
すなわち、
一つはイメージをはっきりつかむ事、
そしてもう一つはそれ以外の事。


書道作品 創作 「友 とも」

書道作品 創作 「友」






我が友よ、
君はそこにいたのか。


2006年09月19日

書道作品 創作 「喜 よろこ・ぶ」

書道作品 創作 「喜」






もし展覧会に出品するとしたら
どんな作品を書くだろうと
想像してみた。

誰でも一番近くで作品に接することが出来るので、
私だったらイメージの現場を書くだろうと思った。
つまりこの場合
鑑賞者を「喜」に立ち会わせているのである。


書道作品 創作 「智 チ」

書道作品 創作 「智」






意味:理解し判断する力。等。

能力が爆発している様を表現した。
気を付けるべし
気を付けるべし。


2006年09月18日

書道作品 創作 「我 ガ」

書道作品 創作 「我」






意味:われ。
    仏教で、自分についての執着。

私の人生に於いて自分は主役ではない。
かといって誰でもない。
空っぽの袋なのである。
入ってきた者を閉じこめる。

閉じる口をなくすことだ。
そうすれば自分は居なくなる。


2006年09月17日

書道作品 創作 「猶 ユウ」

書道作品 創作「猶」






意味:なお。
    それでもなお。等。

それでも世の中は
極楽と地獄で出来ているのだ。
油断していると口を少しずつ広げて
不幸が襲いかかろうと準備を始めるし、
努力していれば必ず幸福が訪れる。
確かなのはこのサイクルから逃れる事が
この世では不可能ということ。
あの世なんて仮定の世界。
死んでもこの世に残っている。


書道作品 創作 「累 るい」

書道作品 創作「累」






意味:つみかさねる意。等。

崩れ去ることも度々あるが
馬鹿の如く常に重ね続ける。
それしか出来ない。


2006年09月16日

詩: 「秋色 しゅうしょく」

湯島






この時と親しむ。
半袖の出ている腕が寒い。
いつの間にか・・。

時間の色が濃くなってゆく。
違う方向から風が吹くから
空気の味が変わった。

中身が入れ替わると
やりたいことも変わる。
街や人が入れ替わって
新作の風景が出来上がる。

どんな出来かちょっと見に行きたくなる。
小さな変化が面白い。
変わらない小さなものも面白い。
呼ばれているのかどうか知らない。
でも釣られているのは確かだ。


2006年09月15日

書道作品 創作 「逆 ぎゃく」

書道作品 創作「逆」






意味:反対する。
    そむく。

持っているものを直(ちょく)に出すと、
個性的になる。
世の中に変形された物では
満足が出来ない。



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