2007年03月

2007年03月31日

書道作品 創作 「杉 すぎ」

書道作品 創作 「杉」

 



 

 

 

 

鎌倉の建長寺で出会った杉を思い出して書きました。


一般 書道 手本1313 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「命躋攀彼」

一般書道手本ー1313

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

ここの部分なんて何百回書いても同じにならない。
形通りに書くと全体が崩れるので
「えーい」と実力を丸出しにした。


一般 書道 手本1312 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「推常擬随」

一般書道手本ー1312

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

空海はある意味どこか素人っぽい。
そして突然玄人(くろうと)顔負けの事をする。
何にも溺れず、常に自由でいる。


一般 書道 手本1311 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「何如空海」

一般書道手本ー1311

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

この法帖は一つのイメージを拒否する。
同じ所でも書く度に変わってしまう。
だから作り上げると言うよりも、
どこかで打ち切らなくてはならない。
実力以上は許してくれない。


2007年03月30日

書道作品 創作 「補 おぎな・う」

書道作品 創作 「補」

 



 

 

 

 

補い補われ少しずつ共に成長してゆく。
ああ、何という幸せ。


一般 書道 手本1310 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「伏惟法體」

一般書道手本ー1310

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

人間の能力の優劣なんて
利害関係のはかりでしか決められない。
この書はそう語る。


一般 書道 手本1309 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「攸さく已冷」

一般書道手本ー1309

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

この辺は唐時代の顔真卿(がんしんけい)の様で、
見応えのある所。
勉強すれば、人間が本当に豊かになるという事を
空海は教えてくれる。
必要な事を正確に身に付けている。
顔真卿は当時まだ最新の書だった。


一般 書道 手本1308 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「供養不知」

一般書道手本ー1308

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

画面構成で物を言う人、
線の質で物を言う人、
私は黒で物を言う。
なので、この臨書は
一つの作例に過ぎない。


2007年03月29日

書道作品 創作 「疎 ソ」

書道作品 創作 「疎」

 



 

 

 

 

意味:密でない。等。

この表現は現代人に受け入れてもらえるのか。


一般 書道 手本1307 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「妙門頂戴」

一般書道手本ー1307

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

そう言った現代人に対して私が風信帖を臨書するとこうなる。


一般 書道 手本1306 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「兼恵止観」

一般書道手本ー1306

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

私の現代感覚というのは貧弱で非常に情け無いが、
本当に限定された日本国内だけのイメージである。
つまり、
その日その時の事しか頭にない生活というものである。
それで不足を痛切に感じないというものである。


一般 書道 手本1305 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「如掲雲霧」

一般書道手本ー1305

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

表現に於いて現代感覚しかないのがうっすら分かって来た。
徳川家康だって現代人に置き換えて理解するわけだし、
又、今の人々にアピールしたいのであるから。
古典だって現代風に翻訳して書いてもらわなければ理解できない。
日本語だって身近の人々に伝えたいから使っている。
外国の人が理解したければその人達に任せる。


2007年03月28日

CG作品 「佇 たたず・む」 

CG作品 「佇 たたず・む」

 

 




 

 

 


うーん砂浜も砂漠もちょうど良い写真がなかったので
川辺にしましたが、うーん。


2007年03月27日

書道作品 創作 「佇 たたず・む」

書道作品 創作 「佇」

 



 

 

 

 

広い風景(砂浜か砂漠)の遠くに
佇んでいる男が小さく見える。


書道作品 創作 「過 す・ぎる」

書道作品 創作 「過」

 

 

 

 

 

 

意味:通過する。
   通りすぎる。等。

文字の意味そのままをイメージしてみました。
かなりの速度があり、
ほとんどこっちに影響を残さない。


一般 書道 手本1304 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「披之閲之」

一般書道手本ー1304

 

 

 

 


 

 

 


 

 

 


風信帖は形を追う事を許さない。
ドンドン先に進んで行くので
立ち止まっていられない。
下手でも良いから
動くべしと言う。
やってみると成る程と思う。


一般 書道 手本1303 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「自天翔臨」

一般書道手本ー1303

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

私が出来ない部分は敢えて無視する。
なぜなら私は天才ではなく研究者だからである。
共通する部分を見つけ出し、
何故共鳴するのかを調べる。


一般 書道 手本1302 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 「風信雲書」

一般書道手本ー1302

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

この法帖は
いくら書いても何処か必ず違ってしまう。
そして後から見るとどれも良く見える。


一般 書道 手本1301 臨書 空海 風信帖 くうかい ふうしんじょう 原帖

一般書道手本ー1301

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも平安時代初期の書で
空海が最澄に宛てた手紙。
現在三通残っている。


2007年03月26日

CG作品 「到 いた・る」

CG作品 「到 いた・る」

 



 

 

 

 


非常に下手で申し訳ない。


書道作品 創作 「はばたく」

書道作品 創作 「はばたく」

 



 

 

 

 

春は別れの季節だが、
素晴らしい出会いの季節でもある。
小さくたたまれていた翼が
初めの一羽ばたきをし
大気をつかむ。


書道作品 創作 「到 いた・る」

書道作品 創作 「到」

 

 

 


 

 

 

意味:彼から此に、此から彼に来たり
   または行きつく意。等。

大変長い道のりを乗り越え、
やっと出会えた腹の底からの感激。


2007年03月24日

書道作品 創作 「種 たね」

書道作品 創作 「種」

 



 

 

 

 

蒔いた種は必ず発芽すると信じている。
ダメだったら何度でも
理由を突き止め
諦めない。
頭の中では立派に成長している。


一般 書道 手本1241 臨書 李きょう雑詠残巻 りきょうざつえいざんかん 「尊更可逢」

一般書道手本ー1241

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

李きょう雑詠残巻について
あまり直接触れず
雑談ばかりして来たが、
その訳はこの法帖が私から言葉を引き出さないから
と言う事に他ならない。
見えるそのままが全てなのである。
潔(いさぎよ)く
又たくましい。

この法帖はここまでにして、
次は「風信帖 ふうしんじょう」をやってみたいと思う。
空海(くうかい)である。
無謀な挑戦をする。


2007年03月23日

一般 書道 手本1240 臨書 李きょう雑詠残巻 りきょうざつえいざんかん 「中衢士堯」

一般書道手本ー1240

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

今の芸術作品としている物は、
人のやらなかった事をしてみたり、
わざとやりにくいやり方で下手にしたり、
俗を狙ったり、
又、別の時代、
別のジャンルの作品を合わせたりしている。
一番良くないのは
これらが目的になっているという事だ。


一般 書道 手本1239 臨書 李きょう雑詠残巻 りきょうざつえいざんかん 「如龍今日」

一般書道手本ー1239

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

筆は立てたままで使う物ではない。
時に寝せて
時に回転する。
指のかけ方も自由に動けるようにするべきである。
レベルを下げていくら整理整頓しても
本物の圧倒的な説得力には太刀打ちできない。


一般 書道 手本1238 臨書 李きょう雑詠残巻 りきょうざつえいざんかん 「雪金穴馬」

一般書道手本ー1238

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

お習字もそうだが、
本体を持たない人間が
いかに形だけつくろえるかが問われる世の中である。
そんな物いくら背比べをしたってたかが知れている。
可能性があるなら本物を手にするべきである。


一般 書道 手本1237 臨書 李きょう雑詠残巻 りきょうざつえいざんかん 「玉関塵似」

一般書道手本ー1237

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

自分で何かをやろうとしても絶対に不可能である。
出てくる物出てくる物ことごとく消え去ってゆく。
自分を消す事は不可能なので、
触れないようにする。
いや、それがあるからこそ
本体が反応する。


2007年03月22日

書道作品 創作 「醸 かも・す」

書道作品 創作 「醸」

 



 

 

 

 

意味:物事を作り上げる。等。

しっかりしたバランスも大事だが、
雰囲気を作りたい時に構築的になるのは頂けない。


書道作品 創作 「虚 むな・しい」

書道作品 創作 「虚」

 



 

 

 

 

意味:中身がない。等。

不思議な感じにしようと思ったのだが、
なかなか出来ない。
線の質により当たり前のバランスになってしまった。



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