2008年02月

2008年02月29日

書道作品 創作 「不 フ」

書道作品 創作 「不」

 



 

 

 

 


意味:打ち消しの語。はずれる。等。

流れる様に、
花咲く様に、
肯定的に打ち消しを表現した。

ちなみに最後の点は空中に跳ねたので
我々にはそれが見えない。


2008年02月28日

書道作品 創作 「玩 ガン」

書道作品 創作 「玩」

 



 

 

 

 


意味:めでる。珍重する。等。

先ず左でグルッと巻いて、
右へグッと引っ張る。
理由はないがそうしたかった。
文字は駄作にならなければ何でも良かった。
素材が文字ならば書になるし、
物や形なら絵になる。
要するに素材があればいいのである。
表現自体に形があると勘違いして
文字ではない物を書と名乗っている作品があるが、
書の道具を使っているに過ぎない。
近代絵画の影響なのかも知れないが、
いくら勉強して作品に取り入れようとしても、
間違った解釈をすれば何も知らないよりたちが悪い。


2008年02月27日

書道作品 駄作 「非 あら・ず」

書道作品 駄作 「非」

 



 

 

 

 


駄作続きで申し訳ない。
訳は、何も分からないまま書いたからである。
ありとあらゆる全てについて
一つも案が出て来なかった。
そういう作品なのだと思って頂くほか無い。
私はこういった作品を愛する。


2008年02月26日

書道作品 駄作 「贋 ガン」

書道作品 駄作 「贋」

 



 

 

 

 


意味:にせもの。

偽物は図々しい、
それが主流になってしまうと
そうでないものが疑われる。
正真正銘の偽物に手応えを覚える様になってしまったら
正真正銘の本物は偽物扱いされることになる。

この作品が本物であって欲しいという願望を込めて
駄作と銘打った。


2008年02月25日

書道作品 駄作 「認 みと・める」

書道作品 駄作 「認」

 

 





 

 


凡才には少ない知識で理解できる事、
秀才には多くの知識で理解できる事、
それは、全てには形が無いと言う事、
幸せも不幸も無いと言う事。
何らかの目的で作品に優劣を付けるとするなら
この作品はそれを何一つ満たしはしない。
なぜなら、唯グルグルと回転運動をしただけだから。
故に評価として駄作とした。


2008年02月24日

書道作品 創作 「関 かか・わる」

書道作品 創作 「関」

 



 

 

 

 


形に捕らわれず、
線に捕らわれず、
表現に捕らわれず、
あるがままを提示した。


一般 書道 手本1448 臨書 伝・橘逸勢 三十帖策子 でん・たちばなのはやなり さんじゅうじょうさっし 「即有男女」

一般書道手本ー1448

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 



そうでなければ此の「女」という字は書けなかった。


一般 書道 手本1447 臨書 伝・橘逸勢 三十帖策子 でん・たちばなのはやなり さんじゅうじょうさっし 「於七日中」

一般書道手本ー1447

 

 

 

 


 

 

 

 

 





今回私は橘逸勢になった。
自分の感覚で創作している様に臨書した。
法帖に合わせるのではなく
自分に法帖を合わせたということである。


2008年02月23日

書道作品 創作 「坦 タン」

書道作品 創作 「坦

 



 

 

 

 


意味:たいらでひろびろとした、
   たいらかでやすらかな意。等。

平面的な構成の中に曲線を入れることで
広々とした感じのする作品になると思った。


2008年02月22日

書道作品 創作 「治而不忘亂」

書道作品 創作 「治而不忘亂」

 



 

 

 

 


読み:治(ち)にして亂(らん)を忘れず。
意味:太平無事のときに乱世の心がけを
    わすれずにしておく。        =易經=

本物は何が出て来るか分からない。
真面目で良い人が酷い目に遭う世の中で
一体どんな目的を持てというのか。
単に抵抗しても下らない結果に終わるならば
身をゆだねればいい、
ただ一つの確かなものに。
世の中がどんなに乱れようが
本物は泰然としている。


2008年02月21日

書道作品 創作 「荘 ソウ」

書道作品 創作 「荘」

 



 

 

 

 


意味:おごそか。荘厳(ソウゴン)。

荘厳ではない荘厳を表現した。


2008年02月20日

書道作品 創作 「靄 アイ」

書道作品 創作 「靄」

 



 

 

 

 


意味:もや。深いきり。等。

フワッとした物が目の前に実際にあるように書いた。


2008年02月18日

書道作品 創作 「穆 ボク」

書道作品 創作 「穆」

 



 

 

 

 


意味:なごやかなさま。やわらぐさま。等。

分かり易い表現に努めたが、
どうもいつも擦れが多過ぎる。


2008年02月15日

書道作品 創作 「僅 わず・か」

書道作品 創作 「僅」

 



 

 

 

 


切なさを「僅」という文字で造形的に表現した。


2008年02月13日

書道作品 創作 「縁 エン」

書道作品 創作 「縁」

 



 

 

 

 


意味:関係。ゆかり。えにし。等。

作品にしてみたら
自分は一方的なのだと気が付いた。


2008年02月10日

詩 「休息」

CG 「休息」

 



 

 

 

 


休み過ぎると疲れるから・・・
でも休もう・・・
電車か、疲れるな、
今日は何もしないと崩れるから、
何かしよう・・・
解らない、
寝転ぶ、
晴れか、
後で又考える。


2008年02月09日

書道作品 創作 「伺 うかが・う」

書道作品 創作 「伺」

 



 

 

 

 


意味:たずねる。訪問する。等。

いくら何でもこんな訪問者はお断りである。


2008年02月08日

書道作品 創作 「繁 ハン」

書道作品 創作 「繁」

 



 

 

 

 


意味:盛んである。等。

繁栄したものはいつか衰える。
日本の産業・文化もそろそろ成熟しなければならない。
体力に任せてばかりではいられないのである。
作品は盛んな体力が衰えてゆく様を表現した。


2008年02月07日

書道作品 創作 「熟 ジュク」

書道作品 創作 「熟」

 



 

 

 

 


意味:果実が十分に成熟する。等。

平面的に書いたつもりなのだが、
ある種のボリューム感が出た。


一般 書道 手本1446 臨書 伝・橘逸勢 三十帖策子 でん・たちばなのはやなり さんじゅうじょうさっし 「空腹尽服」

一般書道手本ー1446

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 



故に個人個人で感じ方まで違う臨書は
千差万別であるべきである。
摸写や複製などでは決してないが、
それらだって良い物は他と同じではない。


一般 書道 手本1445 臨書 伝・橘逸勢 三十帖策子 でん・たちばなのはやなり さんじゅうじょうさっし 「常以清旦」

一般書道手本ー1445

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 



臨書といっても様々なやり方がある。
素直に受け取ったままを臨書したり、
特徴を増幅させたり。
しかし私の経験では、
素直に書いた方が自分の持っているものと良く反応し、
線の振幅が大きくなる。


2008年02月01日

書道作品 創作 「雍 ヨウ」

書道作品 創作 「雍」

 



 

 

 

 


意味:おだやかにやわらぐ意。等。

遂に書作品にも詩の世界が入って来た。
何を書いても空虚で満たされない。


一般 書道 手本1444 臨書 伝・橘逸勢 三十帖策子 でん・たちばなのはやなり さんじゅうじょうさっし 「一百八遍」

一般書道手本ー1444

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 



だから面倒臭い展覧会などに出品しないのだ。
どんな評価であろうと有り難く承るが、
つまらない審査員の出世の手助けはまっぴら御免である。
もっとも
大金が転がり込んだり、
有名になって皆にちやほやしてもらい
楽しい方に忙しくなれるのなら話は別だが・・・。
芥川龍之介の小説に出てくる杜子春が「おっかさん」
と言うまでの人生を歩もうとしている人間の
何と愚かなことか。


一般 書道 手本1443 臨書 伝・橘逸勢 三十帖策子 でん・たちばなのはやなり さんじゅうじょうさっし 「相和呪之」

一般書道手本ー1443

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 



私が書を書くのは、
人に見て貰うためだけではない。
自分を豊かにしてくれた「美」とは何か、
何が美しくしているのか、
「美」を目の当たりにした私はどうするべきなのか、
これらに答が欲しいからである。
正解も不正解もないのかもしれないが
気が済まないからそうするのである。



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