2006年02月25日

文章が書けない

鎌倉の月





 誰に話しかければいい。
 誰も聞いてくれていない感じがしてならない。
 虚しい。
 力が抜ける。
 でも、ある意味、海の凪のように穏やかだとも言える。
 次に来る嵐に備えなければならない。

 予想も付かない波、一人小舟での航海は気が抜けない。常にあらゆる危険に直面する。今も鮫がうろついている。音を立てないようにやり過ごそうとしている。いつでも沈んでいい覚悟は出来ている。しかし、このまま沈むのはどうにも我慢が出来ない。圧倒的な力には太刀打ちできないが、小さいなりの作戦がある。夜空に強烈に輝く星には圧倒的な存在感があるということだ。

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