2006年04月06日

詩:「そのまま」 

葛飾区 水元公園の桜






「そのまま」

交差点の青信号
横断歩道に人の頭は横に並ぶ。
よく見ると意外に何でも横に出来ている。

夜の電車の窓をつり革から見ると
左右の人の顔がある
心なく何も見ていない
そして特徴のない自分の顔

そこにあるだけで
何も発していない物体達。

そのまま把握しようとしたから
視線を避けたのだろうか。
あまりにふがいない貧弱な存在。

思いをなくせば思いは入ってこない。
でも、だから、
物体の物体でしかない形がはっきり見える。
生物も命もこんな風に見れば
非常につまらない
生きているだけ
繁殖しているだけ


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この記事へのコメント

1. Posted by h.n-dc   2006年04月06日 04:18
人間は唯一、感情を持った生き物ですね。
その感情を無くしたら終わりですね。僕は感情の起伏が激しい方ですが、何もしない方よりましなほうなんでしょうか?
2. Posted by 葛空   2006年04月06日 05:05
こんばんは。
人は日常、生活していると、
感情で物を見たり
冷静に観察したり
物体としての行動に感情を重ねたりしていると思ってこの詩を書きました。
私は感情に走りやすいタイプなので
それが分かっているので書道作品以外ではなるべく感情的になりそうな場を避けてきました。
感情だけで動くのがいやだったのです。
でも世の中はよく見ると、自分が冷徹にとらえようとすれば、どんな場面でも感情をかき立てられることがないと分かりました。これはこれで、ある意味で安心できることではないかと思いました。

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