2006年04月08日

詩:「花とアゲハチョウ」

葛飾区 水元公園の花






「花とアゲハチョウ」

林に囲まれた古い家
今年も春を迎え春を送る。

胸の隙間に真昼の太陽
子供の後ろ姿

どうしてそんなに真剣なんだ。
あきらめて、欲しかった物を手にすればいいじゃないか。
目の前にあるだろう
いつだって届くじゃないか。

お花畑の上で
蜜を吸わず
死ぬまで舞い続けるアゲハチョウ
ほほえんで落下し
蟻の餌になる。

雲が一瞬君の姿になった。
たったそれだけ
他は何も変わらない。


トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by h.n-dc   2006年04月09日 19:12
一生懸命生きなけてばならない気がしてならない詞のような感じがします。生かされていますからね、この地球上で。
2. Posted by 葛空   2006年04月10日 22:01
こんばんは。
その通りだと思います。
自分のあるべき姿を求めて
一生懸命生きることは
大切だと思います。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

最新コメント
QRコード
QRコード