2006年05月23日
書道作品 創作「独坐幽篁裏・・・」
書道家 葛空 創作書道作品「独坐幽篁裏・・・」
独坐幽篁裏 弾琴復長嘯
深林人不知 明月來相照
独(ひと)り幽篁(ゆうこう)の裏(うち)に坐し
琴を弾じ復(ま)た長嘯(しょう)す
深林人知らず
明月来たりて相(あい)照らす
王維(おうい)の五言絶句
題は竹里館
‐意味‐
幽篁は竹やぶ。長嘯は気ままに歌うこと。竹里館は竹林中のやかた。
誰も訪ねて来ない竹やぶの奥の離れで、気ままに爪びいたり歌ったりするのは楽しい。相手になってくれるのはお月様だけ。
こういった楽しみを深遠な思想とか君子の楽しみとか、そういう風に私は取らない。ひとときのちっぽけな楽しみだったのではないかと解釈した。
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この記事へのコメント
この熟語を書いたら教師に変な事をいわれましたよ………
そうそう、葛空さん、新潟県の柏崎市(旧西山町)に田中角栄記念館というのがあるのですが、そこの田中角栄の直筆があります。私的には凄くうまいなと思うのですが、葛空さんが観たらどう感じるのかな………
また、長岡市には山本五十六記念館もあり、やはりそこには山本五十六の直筆が
あります。もし、葛空さんが観る機会が
ありましたらブログでその印象を語って欲しいです。
「天下布武」は
織田信長の
武力で天下を統一する、という意味でしょうか。
何故書きたいと思われたのか
知りたいと思います。
田中角栄と山本五十六の書は
機会があったら観てみたいと思います。
有り難う御座いました。