2007年07月05日
書道作品 創作 「独在異郷・・・」
九月九日憶山東兄弟
九月九日山東の兄弟(けいてい)を憶う
唐 王維
読み:独り 異境に在って異客と為る
佳節に 逢う毎に 倍(ます)ます親を想う
遙かに知る 兄弟 高きに登る処(とき)
遍(あまね)く 茱萸(しゅゆ)を插(かざ)せど
一人(いちにん)を少(か)くを
意味:私はただひとりで他郷にあって、旅に出ている
者となっている。きょうのようなめでたい節句になると、
ひとしお親兄弟をなつかしむ心がつのるのだ。きょう
重陽(ちょうよう)の節句、私の兄弟たちはみんな
そろって小高い山に登っているだろう。そしてみんな
頭に茱萸(しゅゆ)の枝をかざして、私ひとりが
欠けていることに気づくようすがよくわかる。
何かを求めているかの様な書風で書いてみました。