2007年07月08日
書道作品 創作 「少小離家・・・」
回郷偶書
郷に回(かえ)り偶(たま)たま書す
唐 賀知章
読み:少小にして 家を離れ老大にして回(かえ)る
郷音(きょういん) 改まる無く 鬢(びん) 毛(もう)
催せり
児童 相見て 相識(し)らず
笑って問う 客は何処従(いずこよ)り来たると
意味:若い時に自分の家を離れ、年を取ってから帰って来
た。故郷のなまりは昔とちっとも変わらなかったが、
髪は白髪まじりになってしまった。故郷の子どもたちは、
私を見ても私が誰だかわからなくて、
笑いながらたずねる、
「あなたはどこからやって来たのですか」と。
響きのある、ちょっと寂しい線で書いてみました。